研究者のみなさん、英語にまつわるこのような悩みを持っていませんか?
- 英語の質疑応答がつらい
- 外国人とうまく話せない
- 留学したいけど英語に不安がある
私は研究者だった時、本当に英語が話せなくて、どうしても話さないといけないような場面では冷や汗が出てくるし、しどろもどろになって周りの人に助けてもらってどうにかやり過ごしたこともありました。
最近では、日本で開催される学会でも英語が公用語になっていることがほとんどで、英語の重要性はますます高まっています。
論文の読み書きはできるのに、話せない・聞きとれない。
そんなあなたでも、この記事で紹介する学習法をきちんと実践すれば、半年後には自信を持って英語を話せるようになります。
能動語彙を増やす
普段から論文をたくさん読んでいるあなたは、知っている単語(=受動語彙)はそれなりに多いのではないでしょうか。
ではその単語を、自分が話す時に使うことができていますか?
“alleviate”という単語の意味を知っていても、会話の中で自然と使える人は少ないのではないでしょうか?
受動語彙を、自分で使える単語(=能動語彙)に変えていくには、その単語を使って実際に自分が使いそうな文章を作ってみる作業が有効です。
“This medicine alleviates anxiety.”のように、短い文で良いので、自分で文章を作ってみることで、しっかり記憶に定着します。
もし手持ちの単語帳があればそれを使ってもらえばいいですし、良い単語帳を持っていない人は、Distinction2000をオススメします。
Distinction2000は、以下の3つの理由で非常に優れた単語帳だと思います。
- すべての単語に発音記号がのっている
- 音源の英語がナチュラルで容赦ないアメリカ英語
- 例文の言い回しが参考になる
音源の英語が他の英語教材とは一線を画すナチュラルさなので、これに慣れつつ、掲載単語を能動語彙にしていけば、スピーキング力とリスニング力がかなり身につきます。
構文を使いこなす練習をする
関係代名詞を会話の中でさらっと使えますか?
私は無理でした。話せなくて悩んでいる多くの人は、関係代名詞を使った文章を書くことはできても、会話の中で一瞬で使いこなすのはできないのではないでしょうか。
このように、「知っているけど使えない」を解消してくれる神本が、「英語のハノン」です。
英語のハノンは全日本人が取り組むべきだと思うぐらいに素晴らしい本で、この本の出版は英語学習界の革命だと言えるぐらいです。
この本では、音源の英語を聞き取り、指示通りに構文を組み立てて、口に出す、というトレーニングを行います。この作業を繰り返し行うことで、実際の会話の中でも自然と頭の中で構文を組み立てるようになっていきます。
冒頭には、英語の音声変化の解説があって、自然な発音を練習できるようになっています。
さらに詳しい内容については、こちらの記事で紹介しているので、参考にしてください。
英語のハノンには初級・中級・上級・フレーズ編の4冊があるのですが、必ず初級から始めましょう。初級の簡単なフレーズですら、すらすらこなのは難しいはずです。音声だけを頼りにしてすらすら言えるようになれるまで何度も繰り返し練習しましょう。
英語のハノンの初級・中級・上級をすらすらこなせるぐらいまでマスターすれば、あなたの英語力はスピーキング力・リスニング力ともに爆上がりしているはずです。
悩んでる暇があったら、今すぐ買って今すぐ取り組みましょう!
話す実践練習をする
英語のハノンは話せるようになるための神本ですが、やはりそれだけでは不十分です。独り言の時はスラスラ話せても、実際に人と対面して会話するとスムーズに英語が出てこない、ということは多々あります。
英語のハノンと並行して、オンライン英会話を受けましょう。
「それはちょっと…」と思いましたか?
それでも、やりましょう。
私もオンライン英会話にはかなり抵抗があったのですが、始めてから英語力が爆伸びしました。4年前のあの時に始めていなかったら、今も英語を話せないままだっただろうと思います。
オンライン英会話のレッスンの中で、間違えたり気まずくなったり恥をかいたりした経験が、実際の会話の中での英語力を大幅に成長させてくれます。
「英語のハノンで自主練 → オンライン英会話でアウトプット」のサイクルを回していくことで、あなたは半年後にはかなり自信を持って英語で会話できるようになっているはずです。
オンライン英会話サービスの選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
時間に余裕がある人は、レッスン受け放題のネイティブキャンプで大量に話しまくる。
1日1レッスン程度の時間しかとれないならば、レアジョブ英会話 で毎日きちんとレッスンを受ける。
というのが、オススメです。
おまけ:効率化をはかろう
どうせなら学習効率を爆上げしたくありませんか?
iPadを導入することで、英語学習や論文管理がすべてこれ1台で完結します。
- kindle版英語のハノンをどこでも読める
- オンライン英会話をどこでも受けられる
- 論文PDFをiPadで読んで書き込みもできる
私は研究者時代から今に至るまでずっとiPadを活用しています。紙の本が増えてかさばることもないし、印刷する手間も省けました。便利すぎて絶対手放せません。
2024年2月現在、最もコスパの良いおすすめ機種はiPad Airです。iPadを買うならApple Pencilも同時に買っておきましょう。現在の円安のせいでかなり値が張ってしまいますが、iPad1台が叶えてくれる、効率の良いおしゃれな生活を考えると、買う価値はあると思います。
まとめ:あなたは半年後に英語を話せるようになっているはず
もう一度、この記事の内容をおさらいしましょう。
- Distinction2000のような単語帳を使って、能動語彙を増やしていく
- 英語のハノンで、構文を使いこなす練習をする
- オンライン英会話 で、実際の会話の練習をする
この3つをコツコツ実践していくことで、あなたは半年後には英語を話せるようになっているはずです。
もう外国人の前でおどおどする必要もないし、(英語が原因で)質疑応答がしどろもどろになることもなくなります。
あなたが今度こそ英語を話せるようになりたいなら、この記事を読み終わった瞬間から、さっそく行動に移しましょう。