- 勉強しているのになかなか英語が上達しない
- どうすれば早く英語が上達するの?
- 実際どれくらい勉強すれば英語の上達が感じられるの?
こんな風に感じている英語学習者の方は多いと思います。
この記事では、私が英語学習を続けてきた経験を踏まえて、これらの悩みに答えていきます。
あなたの英語がなかなか上達しない3つの理由
- 英語に触れる量が単純に足りていない
- 文法の知識が固まっていない
- アウトプット前提のインプットをしていない
英語に触れる量が単純に足りていない
あなたは、これまでの人生でどれだけの量の英語に触れてきましたか?
その英語の量を、あなたが触れてきた日本語の量と比べてみてください。
圧倒的に少なくないですか?
もちろん、文法や単語の知識を学ぶのは重要ですが、それに加えて大量の英語に浸かることも同じぐらい重要です。
その際には、辞書などを使わなくても8割程度は意味が分かるレベルの英語を使用しましょう。
児童書、小説、雑誌、ニュース、海外ドラマ、YouTube、なんでもOKです。
あなたが興味を持って続けられる素材を選びましょう。
ただし、必ずネイティブが書いたり話したりした英語を使うようにしてください。
大量の英語をインプットすることによって、自然な英語の感覚が少しずつ身についてきます。
たとえば、「この場面ではこの前置詞を使う」とか「この単語はこういう場面で使う」とか、そういった感覚が少しずつ分かってきます。
英語力の伸び悩みを感じている人は、ぜひ隙間時間の大量インプットを試してみてください!
文法の知識が固まっていない
文法は、英語の文章を読み解いたり自分で組み立てるうえで絶対に必要な知識です。
大人になってから外国語として英語を学ぶ私たちは、文法の知識を身につけずに英語を習得することは不可能です。
文法知識に不安はありませんか?
なんとなく”分かったつもり”になっていませんか?
自信を持って大丈夫と言えない人は、まずは文法書を1冊読み込んで、基礎固めをしましょう!
個人的にオススメな文法書は、Grammar in Useです。
英語で書かれた本なので完全な初学者の方には厳しいかもしれませんが、解説がわかりやすく、また英語を英語で学ぶことで多読の練習にもなります。
大人の学び直しにはピッタリの1冊だと思います!
アウトプット前提のインプットをしていない
あなたは、仮定法を実際の会話の中で使いこなせますか?
会話で使いこなせないまでも、リスニング音声の中で仮定法が使われていた時、瞬時に正確な意味を把握することができますか?
この記事を読んでいる方のほとんどは、自信を持ってYesとは言えないのではないでしょうか。
「知っている」と「使える」の間には、大きな差があります。
学んだ知識を使いこなせるようになるレベルに持っていくには、 アウトプットを前提としたインプットをする必要があります。
具体的には、以下の作業が有効です。
- 理解する
- 繰り返し頭に染み込ませる
- 使ってみる
1. 理解する
新しい知識と初めて出会って、その意味や用法を理解する段階です。
わかったつもりにはなっているだけで、出会った知識を自分のものにはできていないはず。
英語が伸び悩んでいる人の多くは、この段階で止まってしまっていると思われます。
2. 繰り返し頭に染み込ませる
学んだ知識を自分のものにするためには、何度も繰り返しその知識に触れて、頭に染み込ませていく必要があります。
単語なら見た瞬間に意味が分かるぐらいまで、文法ならすぐに文章を組み立てられるぐらいまで、毎日徹底的に復習しましょう。
文法を頭に染み込ませるには、「英語のハノン」がめちゃくちゃオススメです!
学んだ英語の「型」をひたすら聞いて声に出す練習をするので、確実に使える英語を身につけることができます。
気になった方は、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
3. 使ってみる
最後に、学んだ知識を実際の会話の中で使って、完全に自分のものにしましょう。
この段階を経ることで、「知っている」だけだった知識が完全に「使いこなせる」ものとして定着します。
日常生活の中で英語を話す場面がない、という方はぜひオンライン英会話を活用することをオススメします!
「インプット→頭に染み込ませる→オンライン英会話で実践」のサイクルを回すことで、確実に英語力の伸びを感じられるようになるはずです。
オンライン英会話について興味を持たれた方はこちらの記事を参考にしてみてください。
あなたの英語を早く上達させるために効果的な勉強法
あなたは自分の英語力の中で最も大きな課題が何なのか、ちゃんと把握できていますか?
「自分の課題はリスニングだな」と思った方は、そのレベルの把握では不十分です。
ひとくちにリスニングが苦手と言っても、その中には様々な原因がひそんでいます。
- スピードについていけない
- 発音(リンキングサウンドや脱落音など)が聞き取れない
- 知らない単語が多すぎる
スピードについていけないのであれば、多読を通して英語の理解スピードを上げる。
発音が聞き取れないのであれば、発音記号やリンキングが起こるシチュエーションを学ぶ。
知らない単語が多すぎるのであれば、単語帳でボキャブラリーを増やす。
このように、それぞれの原因に応じてベストな対策は異なります。
「リスニングが苦手だからとにかく聞きまくる!」ではなく、まずはあなたの弱点が何なのか、細かく分析しましょう。
そして、その弱点に応じた適切な勉強を行いましょう。
これだけで、やみくもに勉強するよりも圧倒的に速いスピードで英語が上達するはずです。
英語が上達するまでにかかる期間はどのくらい?
英語教材の宣伝などでよく見かける「たったの3か月で英語がペラペラに!」「2か月でTOEICが300点アップ!」といった謳い文句。
ハッキリ言って、そんなこと不可能です。
魅力的な言葉で、 教材を買わせたりフォロワーを増やそうとしているだけです。
そのような謳い文句にだまされないでください。
では、実際に上達を実感できるようになるまでに、どのくらいの期間がかかるのか?
もちろん、あなたの現在のレベルや1日の勉強量、効率にもよります。
しかし、大学受験で英語が得意だったという人でも最低3か月以上、文法を1から学び直すとなると1年以上は、余裕でかかることを覚悟してください。
最初はなかなか上達が感じられず、フラストレーションがたまることも多いと思います。
それでも挫折せずに、この記事で挙げた方法で継続すれば、絶対にあなたの英語は以前より上達しているはずです。
焦らず、周りに惑わされず、あなたに最も合うやり方で、楽しんで継続しましょう!